「小児ばり」ってなんですか？
昔から関西地方で盛んに行われている子供に施す針治療です。
疳虫でキーキー泣く子がいたら、おばあちゃんが「針医者に行って、虫を切ってもらいなさい」と言い、お母さんが赤ちゃんを連れて来院したといいます。
「小児ばり」が「虫ばり」と言われている所以です。
治療は「擦過針」という色々な形をした専用の針を使って、皮膚表面のツボが並んでいるルートをこすって刺激を与えます。
治療で必ず用いられるツボに「ちりげ」といわれるところがあります。
これはちいさな身体の中に一杯になってしまった気を散らしてあげるという意味で「散り気」という字をあてたり、智をよく理解する頭のいい子に育って欲しいという願いをこめて「智理解」という字をあてたりしました。
初診料 1,000円（税抜） ※1ヶ月以上あいた場合は再度かかります
治療費 1,000円（税抜）
待ち時間のないように完全予約制です。予約は、当日の午前中までとさせていただきます。
治療時間は月曜日から日曜日までの保険診療および実費診療の時間帯です。
※日曜の治療は不定休のため電話もしくは当ホームページのトピックスをご確認下さい。
子供は生まれたときから自立心が育ち始めます。
心は周囲のさまざまな刺激により、どんどん成長を遂げていくのですが、身体の成長はときを待たねばなりません。この心と身体の成長のアンバランスが、自分のしたいことができないとか、周囲の大人に伝えたいことが思うようにできないといったイライラにつながります。
また「疳虫」は、1日のうち一番一緒にいる時間の長い人の精神状態を子供が受け、それがストレスとなって発症するとも言われています。
子供は、お母さんの分身です。お母さんが、子育てやそのほかいろいろなストレスを抱え込んで、日ごろからイライラしていると子供はそれを敏感に察知して子供にとってもストレスになります。
また、お孫さんの面倒をみているおばあちゃんが、とても神経質な性格だと、やはり「疳虫」になります。このように周囲の騒がしい環境によっても起こります。
心と身体のアンバランスは、身体の成長とともに解決されますが、周囲からくるものは放っておくと、大きなストレスとなり、時にトラウマとなることさえあります。
かとう鍼灸整骨院
堺市堺区向陵西町4-7-26-101(JR・南海三国ヶ丘駅より徒歩1分）
TEL.072-222-1511
