| (注） | 病気の症状として肥満のある方、及び服用している薬の副作用で肥満のある方は効果に期待はできません。 |
「耳つぼ」ダイエットの「つぼ」とは？
人間の身体には、血管・神経・リンパ管といった目に見えるネットワークと経路という目に見えないネットワークがあります。経路というのは、東洋医学で言う「気」が流れているルートで全身の組織や器官にエネルギーを巡らしています。この経路の上にあって、気の流れの量を調整するためのスイッチのような働きをするのが「つぼ」です。
人間の身体には全身の縮図というものがたくさんあります。よく知られている場所として、足裏マッサージでおなじみの足のツボです。
実際、これはツボではなく反射区と呼ばれるもので、ツボとは全く違います。しかし耳には全身の「つぼ」が本当にたくさん集まっています。お母さんのお腹の中にいるときの赤ちゃんの格好を思い浮かべてください。その姿はまるで耳の形に見えませんか？耳たぶがちょうど頭や顔にあたり、耳の周りが身体を丸くした胎児の背骨にあたります。耳つぼも身体と相応するところにあります。
「耳つぼ」を刺激したらなぜダイエットにつながるの？
「つぼ」を刺激し、以下の作用を引き出します。（個人差があり、効果の出てくる時期も差があります）
①ついつい食べ過ぎてしまう人には、脳の視床下部にある満腹中枢のバランスを整え、さらには満腹間を感じやすくする一方で、空腹間を感じにくくしてゆきます。
②満腹を感知して「まだ食べたい」という気持ちから「もう充分」という気持ちへと切り換わるセットポイントを少し低い状態に設定してゆきます。
③消化器系の「つぼ」をいくつか刺激することにより、空腹時における胃の不快感を抑えたり、代謝機能を高めて消化吸収された物がエネルギーに変換されやすくします。
④補助的ですが、ダイエット中のストレスに対し、精神を安定させ、ストレスに負けて途中であきらめてしまわないようにします。
⑤ホルモンの分泌リズムを整えてゆきます。とくに女性の場合、女性ホルモンのアンバランスによってもむくみ等の体重を増加させる要因を作ってしまいます。また、インシュリンの分泌を正常にし、過剰分泌による食欲中枢のセットポイント上昇（＝大量に食 べないと満腹感を感じない）を抑えます。
以上の主な作用によってダイエットにつなげてゆきます。
いくつの「耳つぼ」を使うの？
主に6つ、両耳で12の「耳つぼ」を使います。食欲中枢に働きかける「耳つぼ」が1つ。消化器系に働きかける「耳つぼ」が3つ。ホルモンのバランスを整える「耳つぼ」が1つ。ダイエットによる精神的ストレスを安定させる「耳つぼ」が1つ。以上6つを適宜使い分けます。
耳つぼにどんな刺激をするの？
合金の表面に金（Gold）をコーティングした直径1.5ｍｍの粒を「耳つぼ」に貼ります。
金属アレルギーでも金粒は貼れますか？
金は身体に最もなじむ金属と言われているのですが、金属アレルギーの方には向いていない場合もあります。そのような場合はガラスでできた直径1.5ｍｍの粒を「耳つぼ」に貼りますので、ご安心下さい。
どのくらいの頻度で、どれくらいの期間すればいいですか？
目標体重にもよりますが、基本は週2回（3日ぐらい間隔をおいて）のペースで4ヶ月間続けてください。痩せだすスピードは個人差があったりします。また途中、停滞期があったりしますのでペースを守り続けることが大切です。1回の時間は、金粒の張りかえ、体重や体脂肪率の測定でおよそ15分くらいです。
「耳つぼダイエット」が向かない人はいますか？
| ① | 症候性肥満の方はできません。 症候性肥満とは、病気の症状の1つとして肥満がある方のことです。 具体的には甲状腺機能低下からくる粘液水腫、副腎皮質機能低下からくるクッシング症候群、インシュリン分泌過剰症、性腺機能不全などのホルモン異常の病気です。他にも肥満を伴う病気もありますが、そういった方は、まずは病気の治療を第1に考えてください。 （注）病気が原因の肥満（症候性肥満）は「耳つぼダイエット」には適さないと言いましたが、肥満が原因で病気を誘発する恐れのあるもの（メタボリック症候群）は、ぜひとも「耳つぼダイエット」をおすすめします。たとえば、糖尿病予備軍で少し血糖値が高いとか、腰や膝が痛くて医者からもっと痩せなさいといわれている方など最適です。 |
| ② | 薬の副作用からくる肥満の方も向きません。 服用しているお薬の副作用として肥満が生じる場合があります。これも病気の治療を優先させ、耳つぼダイエットは避けたほうが良い でしょう。あくまでも、過食や運動不足による肥満解消、健康管理のための肥満予防が対象です。 |
かとう鍼灸整骨院
堺市堺区向陵西町4-7-26-101(JR・南海三国ヶ丘駅より徒歩1分）
TEL.072-222-1511
