私たちのからだは、70%が水でできた、いわゆる水圧構造体です。受精卵にいたっては96%が水でできており、私たちは水そのものなのかもしれません。この地球もからだと同じく70%が水です。私たちの周りに当然のごとくある水には、非常に神秘的なことがたくさんあります。

水は自然界の中では、らせん状に運動します。天から降ってくる雨粒は、回転しながら落ちてくるし、川の流れは渦を巻き海に注ぐし、水蒸気は渦を巻きながら空に昇ります。

ある水に何かが起こると、その影響は他の水にも共振・伝達するといわれています。こんな話があります。ある化学者が水の中で化学反応の実験をした際、日によってその反応速度が異なることに気がつきました。条件が同じであっても反応速度がなぜ違うのか。そこに疑問を持った化学者は、世界中で同時に同じ条件でこの実験を行ったそうです。するとすべての場所での反応速度は一致したそうです。時刻によって反応速度の違いが出るのは分からないまでも、世界中同時にすると反応速度が一致するのは不思議なことですね。あたかも何かの伝達手段を持っているかのようです。

雪の結晶にふたつと同じものがないように、水を凍らせてできた結晶も同じものがありません。凍らせる前の水に「ありがとう・愛・感謝」といった言葉の書かれたシールを貼るのと、「ばかやろう・ムカツク・殺す」といった言葉の書かれたシールを貼るのとでは、できあがる結晶が全く異なります。前者はそれぞれに美しく形の整った六角形を、後者は崩れた痛ましい姿の結晶となります。これは音楽を聞かせただけでも同じことが起こります。水に感情があるかのようですね。
平成７年１月、阪神淡路大震災がありました。被災し苦しみと悲しみのどん底にあった人々。被災地域の川の水は、形の崩れた結晶となり、復興が進んで人々の生活に笑顔と活気が戻ってくるにつれて、結晶も少しずつ美しさが戻ってきたそうです。水もがんばろうと努力しているのでしょうか。これも水が人の想いに共振共鳴する証ではないでしょうか。

長年の痛みに多くの人は、自分自身のからだを責めたりもします。しかしからだは、それまであなたのためにずっと頑張ってきたんです。
「よくがんばったね。ありがとうね」とほめてやりましょう。すると身体の中にある水がその「言霊」に共振共鳴して美しい結晶を形作り、すばらしい波動となって体中に波紋を広げます。

ギリシャの哲学者タレスは「すべては水から生まれ、そして水に還っていく」と言っています。水の本質は生命体の本質なのではないでしょうか。　
「お水に、感謝　感謝　感謝」